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ステンレスパイプ加工4つの方法|大阪・新進の加工実績を紹介
ステンレス
2023.8.31
ステンレスは耐食性が高く、強度も高い金属です。そのステンレスで作られたパイプは、様々な場所で使われていますが、加工には知識と経験がとても重要です。
この記事では、ステンレスパイプの加工方法を紹介し、対策や注意点をそれぞれ解説します。合わせて、当社の実績を紹介します。
普段通りに加工すると、曲げた箇所が割れたり、溶接中に穴が空く可能性も。高い品質を保つために十分な対策を行いましょう。
ステンレスパイプ加工4つの方法
ステンレスパイプの加工には様々な方法がありますが、代表的なものは次の4つが挙げられます。それぞれの加工の対策と注意点を解説します。
- 切断
- 曲げ
- 穴あけ
- 溶接
切断
ステンレスパイプの切断は、パイプカッターやディスクグラインダーがあれば誰でも行えます。特にグラインダーは、電動で研磨機としても使えるので、とても便利な工具の1つです。
ですが、ステンレスは熱が逃げにくい性質がある ため、切断中に金属と工具の温度がどんどん上がります。その結果、どちらも傷んでしまう可能性があるので、熱が逃げやすいようにすることが大切です。
曲げ
ステンレスパイプを曲げる場合は、加工硬化とクラックに注意しなくてはいけません。加工効果は、金属に圧力が加わると次第に硬くなる現象で、クラックは曲げた箇所にヒビが入る症状 です。
対策としては、曲げる角度を浅くする、あるいはR値を大きくすること。ステンレスの種類や厚みによっても硬さは違うので、加工条件には注意しましょう。
穴あけ
ステンレスパイプの穴あけは、金属の中でもとても難しいとされています。これは 熱が逃げにくいことと、加工硬化が大きく関係 しており、考えずに行うと工具もパイプも痛めてしまいます。
対策としては、ドリルの回転速度をできるだけ遅くすることです。また、切削油を使うと熱がこもりにくくなるので効果的です。
溶接
ステンレスパイプの溶接も、とても難しい加工の1つです。ステンレスにはマルテンサイトやフェライトなどの種類 があり、その種類によって性質が異なります。
また、パイプの厚みが薄いと、溶接中に穴が開く可能性も。あわせて、他の金属材と溶接すると、耐食性が落ちたり溶接割れを引き起こす場合もあるので、しっかりとした知識と経験が必要です。
≫ステンレスパイプの溶接|プロの事例と個人で行う場合の注意点
ステンレスパイプの加工実績
株式会社新進は、大阪・九条の町職人300名以上と連携して、金属加工のコーディネートを行っています。ステンレスパイプ加工の実績を紹介します。
▲同じ加工を施したステンレスパイプ
▲様々な大きさのR曲げ
▲複雑に曲げたパイプ製品
▲溶接、旋盤、穴あけなどの複数の加工を行ったパイプ製品
▲複雑な形状のパイプ製品でも対応可能
以上です。新進では、設計図面がなくても、スケッチを元にご相談を受け付けています。
ステンレスパイプ加工でお困りの際は、お気軽に以下のページよりお問い合わせください。