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アルミ板を切断する方法|必要な工具とカットする際の注意点

アルミニウム

2022.10.21

アルミ板を切断する際には、プラスチックカッターやディスクグラインダーなどの工具を使用します。それぞれの工具は使い勝手やカットできる厚みが異なるので、材料や仕上げる形状に適した工具を選ぶのが大切です。

 

また、アルミ板をカットする際には切断後の断面の扱いにも注意が必要です。アルミは柔らかく延びやすい特徴を持つので、作業後は必ずバリ取りを行いましょう。また、軍手などをはめて作業をするようにしてください。

 

本記事ではアルミ板の切断に使用される主な工具の特徴や使用方法を解説しています。アルミは他の金属を添加するとアルミ合金になり、純アルミとは違った特性を持つようになります。

部材にするアルミやアルミ合金の特徴も把握した上で作業をするようにしましょう。アルミを加工する際の注意点も合わせて紹介していきます。

 

 

アルミ板を切断する方法と必要な工具

 

アルミ板を切断する方法は複数あり、材料となる板材の厚みや仕上げる形状によって工具を使い分けることが大切です。

アルミ板のカットに用いられることが多い工具を特徴とともに紹介していきます。

 

  • プラスチックカッター
  • ディスクグラインダー
  • 電動ジグソー

 

 

プラスチックカッター

 

プラスチックカッターは、本記事で紹介する切断用の工具の中でも最も安価か簡単な方法です。

厚さ2mm以下の薄いアルミ板であれば切断は十分できます。プラスチックカッターでアルミ板を切断する手順は、下記の通りです。

 

  1. アルミ板とプラスチックカッター、金属製の定規を用意する
  2. 定規を部材に当てカッターで薄く切り込みを入れる
  3. 裏位置を決めるため、部材の端と裏にも軽く切り込みを入れる
  4. 何度もカッターで切り込みを入れ最後は部材を折るようにして切断する

 

 

ディスクグラインダー

 

ディスクグラインダーを使用した加工の様子

▲ディスクグラインダーを使用している様子

 

ある程度の厚みがあるアルミ材を切断したい場合には、ディスクグラインダーを活用しましょう。

ディスクグラインダーは高速回転するディスクを当てることによって材料を切断するので、材料と工具を固定しないとまっすぐ切るのは難しい点に注意が必要です。

また、刃先がむき出しになっているので安全面に気を付けて作業することや、作業時に発生する熱でアルミが延びやすくバリが発生する点にもお気をつけください。

 

ディスクグラインダーでアルミ板を切断する工程は、下記の通りです。

 

  1. 材料に合ったディスクを選ぶ
  2. 万力やクランプで部材を固定する
  3. ディスクグラインダーを両手で持ち、切断したい面に当てる
  4. 切り込みを入れアルミ板を切断する

 

 

電動ジグソー

 

電動ジグソー

▲電動ジグソーの一例

 

曲線など複雑な形状に切断したいのであれば、電動ジグソーを使用しましょう。ジグソーとは、取り付けている刃を上下に動かすことで材料を切断する工具です。

丸のこと似た工具ですが、材料が工具や刃先を跳ね返すキックバックが起こりにくいのが特徴です。

 

電動ジグソーを用いてアルミ板を切断する流れは、下記の通りです。

 

  1. 材料に合ったジグソーの刃を選び装着する
  2. 材料を固定する
  3. 切断面にジグソーを当てる
  4. バリ取りを行う

 

なお、ジグソーは切断面が粗くなりやすいので、作業後は必ずバリ取りを行いましょう。

 

 

アルミ板を切断する際の注意点

 

アルミは柔らかく切断しやすい金属ではありますが、切断する際には以下の点に注意をしながら作業しましょう。

 

  1. アルミ板をカットした後の断面で指などを切る怪我に注意する
  2. 硬いアルミ板もあり、性質もそれぞれ違うので合金番号には気をつける

 

アルミは延びやすい特性を持っているので、切断時にはバリが発生しやすいです。そのため、加工後の断面に触れる際には必ず軍手を着用し怪我に注意しましょう。

 

さらに、アルミは他の金属を加えることによってアルミ合金となり強度が上がります。

添加する金属の種類によって強度や特徴が変わってくるので部材にするアルミやアルミ合金の特性を把握して作業を行うようにしてください。

 

アルミは様々な工具を用いて、自分でカットすることも可能です。

しかし、仕上げる形状や材料にするアルミの種類によっては、個人での加工が難しいこともあるでしょう。

その場合は、金属加工を専門とする工場に問い合わせをしてみるのもおすすめです。

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